あらゆるこどもが健やかに育てるまち

はじめに

助成プログラムの目的

 多くの団体等が助成を受けた後も助成金に依存している現状を鑑みて、資金調達力を強化するための助成プログラムを行うことにしました。それがマッチングギフト型の助成プログラム(後述)です。助成による資金的支援、セミナーや伴走支援による組織力と財務力を向上させる支援を行うことにより、団体等のレベルアップを図ります。なお、資金調達セミナーを助成期間中に3回行う予定であり、そのセミナーに参加することが求められます。

マッチングギフト型助成プログラムとは?

 団体等が自ら集めた寄付や協賛金と同額の助成金を支払う助成プログラムの仕組みです。例えば、ある団体が5万円集めたら、5万円をマッチングギフトとして助成します。

 これによって団体等が自ら資金を集めるための挑戦を促し、またその過程をサポートすることで資金調達ノウハウの習得を目指していきます。

 助成上限は各団体10万円です。なお他の助成金や商品やサービスの販売による収益は該当しません。今回は新規の寄付・協賛金・会費のみを資金調達の内容と定義します。クラウドファンディングの活用をお勧めします。

1. プログラム概要

  • 目的
    すべてのこども、特に経済的・社会的な理由でさまざまな経験の機会を得にくい子どもたち(例:不登校のこども、障害のあるこども、片親家庭のこども、虐待を受けたこども、など)に対し、多様な体験や居場所を提供することで、将来の選択肢を広げ、健やかな成長を支援する。

※ここで言うこどもは0歳から18歳までとします。

2. 助成対象

  • 学びの機会の提供(例:アート、科学、プログラミング、ものづくり、農業、文化体験 など)
  • 自然体験・スポーツ(例:登山、キャンプ、川遊び、ヨガ、サーフィン など)
  • 社会的なつながりの創出(例:こども食堂、居場所づくり、メンター制度 など)
  • 職業体験・キャリア支援(例:企業見学、職場体験、起業教育、スキル習得プログラム など)
  • メンタルサポート(例:カウンセリング、アニマルセラピー、アートセラピー など)
  • 対象団体
    • NPO法人等の非営利法人、地域団体、市民活動団体、企業など
    • 既に活動実績のある団体、または新たに取り組みを始める団体
    • 3名以上所属していること

3. 助成内容

  • 助成金額:1件あたり最大10万円(マッチングギフト型※P.3参照)
  • 助成件数:3件(総額30万円)
  • 助成対象経費
    • 事業運営費(人件費、交通費、物品や食材の購入費など)
    • 施設・フィールド利用料
    • プログラム参加にかかる子どもの費用(教材費、交通費補助 など)
    • その他、活動に必要な費用

 ※事務所家賃や名刺など本事業以外にも汎用的に使用できる経費は対象外です。

4. 成果目標と評価について

 当助成プログラムではこの活動をふりかえるために、成果目標の設定とその成果をどのように測定するのかを考えていただきます。

  • 成果目標(例)
    • 経済的・家庭的な理由で経験の機会を得られなかった子どもたちが、多様な体験を通じて新たな興味を持ち、将来の選択肢を広げられること
    • 子どもが社会的なつながりを得て、孤立感が軽減されること
    • プログラムを通じて、継続的な支援の基盤が地域に形成されること
  • 成果の測定方法(例)
    定量的な評価
    • 参加した子どもの人数・属性(例:不登校の子〇名、障害のある子〇名 など)
    • 活動の回数・時間
    • 継続参加率(何度も参加した子どもの割合)
    • 参加者アンケート(満足度〇%、活動後の意識変化 など)

 定性的な評価

  • 子どもたちの声(「将来こういう仕事をしてみたい」「新しいことに挑戦したい」など)
  • 活動を通じた行動や考え方の変化(例:最初は話さなかった子が他の子と協力するようになった)
  • 地域のつながりの強化(例:活動をきっかけに新しい支援ネットワークが生まれた)

5.応募要件

  • 各助成プログラムにおける目的を理解していること
  • 活動が単発ではなく、継続性・発展性を持つものであること
  • 寄付や会費、協賛、クラウドファンディングなどで自ら資金調達を行うこと
  • 成果目標を示し、その成果に対して自己評価を行うこと
  • 関係者の安心・安全を確保すること
  • 助成期間中に行う資金調達セミナーを受講すること

6.選考基準

  • 本プログラムの目的に合致しているか
  • 課題に対する理解(誰がどんなことに困っているのか等)
  • 事業を遂行するスキルや経験をもっているか
  • 事業計画・予算書の整合性・妥当性

7.スケジュール

  募集  : R7年4月1日~5月10日

  審査  : R7年5月11日~5月31日

 事業実施 : R7年6月1日~R8年2月28日

 完了報告 : R8年3月1日~R8年3月15日

  支払  : R8年3月25日~31日

8.応募方法

①下記リンクより予算書をダウンロードしてください。

  申請書類一式

https://drive.google.com/drive/folders/17Rq_KOnqGsQJplThjmI5Cr1CDRrT2KJC

※ウェブ上での申し込みが苦手な方向けに手書き用の申請書もご用意しています。

②下記申請フォームより申請を行ってください。申請フォームにて予算書を添付していただきますが、操作が難しい場合はメールで提出していただいても問題ありません。手書きの申請書の場合も同様です。

 申請フォーム:https://forms.gle/yKSMoNW7PXGM1r5p7

 スマホからも入力される方はこちらのQRコードからでも利用できます。

 

 メールでの申請書・予算書の送付先は以下でお願いします。

 提出先:info@escf.jp(担当:安形)

 R7年5月10日24時必着です。

9.結果の通知等

 審査後ただちに応募者各位あてにメールにて採否の結果を通知します。

 採択団体のみ「えひめ西条つながり基金」のホームページに団体名を掲載します。尚、選考結果や選考内容、採否の理由に関するお問い合わせは当該団体の方に限りご希望があればお答えいたします。

10.助成決定時の義務・条件

【「助成交付に関する確認及び必要書類」の送信について】

 選考の結果、採択団体となられた場合は採択通知とあわせて「助成交付に関する確認書及び必要書類」のURLをお知らせします。

内容をご確認の上、確認書をご返信ください。これにより事業の経過あるいは完了報告、収支会計報告、その他使途変更等の事前相談手続き等の義務を負っていただく事になります。

【事業の報告義務について】

採択団体は申請内容と予算を事務局と調整しながら確実に実施するようお願いします。尚、事業の実施状況確認のため訪問・面談・電話等で連絡後、必要に応じて「中間報告」を提出頂く場合があります。また事業の経過・完了報告については、その一般公開についての同意をお願いします。

11.助成事業決定後の事業内容変更や中止について

【助成申請の取り下げについて】

助成決定事業の助成金受け取りを取り下げる場合、えひめ西条つながり基金にご相談のうえ、中止理由書を提出してください。

【助成内容の変更や中止について】

助成決定事業を途中で変更もしくは中止する場合、変更理由書もしくは中止理由書を提出し、えひめ西条つながり基金の承認を事前に受けることが必要です。

 

12.助成事業の実績報告

【実績報告について】

助成事業の終了1か月以内に以下の書類を郵便もしくはメールにてえひめ西条つながり基金まで提出してください。

●所定の実績報告書

●事業実施状況の分かる写真や作成したチラシなどの印刷物・

新聞記事などの資料

●領収書・受領書のコピー

【ホームページ・広告誌・SNS等での成果報告】

社会に対し助成事業で得られた成果を広く伝えるため、えひめ西条つながり基金のホームページやSNS・広報誌等で成果を報告させていただきます。また新聞やテレビ等の報道機関の求めに応じて事業成果等の情報を提供する場合があります。

13.助成金のお支払いに関して

採択事業の終了後15日以内に実績報告書を提出していただき助成決定金額を上限として事業実施に使用した支出金を助成します。実績報告書の提出から15日以内に団体の指定口座へ振り込みます。 

  

※助成対象とならない経費については、助成の支払はできません。

対象経費に関して不安がある場合はその都度ご相談ください。

14.助成金の返還や関係書類の保存などについて

【助成金の返還について】

以下の内容に関し、是正措置を求めたにも関わらず改善されない場合は返還を求めます。

・貴団体やその構成員が応募要領、助成金に関する確認事項、法令、条例、規則等に違反や虚偽の報告があった場合

・助成金を目的以外に使用した場合

 

【関係書類の保存について】

助成金を交付された団体は、助成金に関する収支の証拠書類(領収書など)をいつでも閲覧できるようにしておいてください。

証拠書類は事業実施終了後、3年間保存してください。

15.その他 重要な注意事項(必ずお読みください)

【個人情報の取り扱いについて】

申請に関する個人情報はえひめ西条つながり基金の選考に関わる業務以外に使用しません。

  

【提出書類等の返却について】

提出いただいた書類・資料等は返却できません。